ママの皆様、お盆休みお疲れさまでした。家族とみっちり過ごす時間は濃厚ですよね。思い出と疲れが残る月曜です。
上の写真は滋賀県の伊吹山で撮影した夕日です。涼しかった…
長い休みの間に、家族で行った「あいちトリエンナーレ」の中止騒動や、オカルトとサイエンスの違いについて夫と話す機会がありました。
私は仕事で理系教育に関わって来ましたが、同時にアートプロジェクトの研究もしてきました。なので、私にとってはどちらもわくわくするものなのですが、その使い方は違うものなのだなあと気づきました。
アートは、息苦しい社会の中で救ってくれるもの。表現の自由や、個人を認める価値観の広さに、私自身、度々救われてきました。どんな人にも存在価値があって、どんな表現にも自由がある。
その一方で、個人の自由が他人を傷つけるケースがあって、そのことは社会を維持するために考慮しなければいけない。社会が何かを判断して、万人もしくはできるだけ多くの人の幸せな未来を決定するためにサイエンスは貢献する力がある。 なので、誤解を生まないように、厳密に数値化された指標が必要だったりします。
サイエンスを支える実験に命を捧げる誠実な人々がいて、アートの世界で個人の自由を守るために表現し続ける人達がいる。どちらが正しいわけでもないのですが、どちらも必要で、社会を豊かにしていくものなのだろうと思います。教養というのはそういったことを素直に感じる力なのだろうと思ったりもします。
apprendreでは、色々な分野のエキスパートの方々の手を借りて、女性とその家族が楽しく学んだり、感じたりできる場を作りたいと思っています。それはコミュニティにおける教養の場の提供なのかもしれません。知識や体験を通じて、それぞれの人が、人生の重要な場面で何かを選択するときにより良い未来へつながる選択ができるようになれば、というのが願いでありビジョンです。